ディズニー米本社の音声・音楽監修部門の総責任者リック・デンプシーさんの記事が、2014年6月21日の朝日新聞朝刊2面に掲載されています。
(ひと)リック・デンプシーさん ディズニー米本社の音声・音楽監修部門の総責任者:朝日新聞デジタル
こちらの記事によると、ディズニーの音声・音楽監修部門は1988年に作られたとのこと。ディズニーのアニメは英語版がオリジナルです。作品が世界各国の言語に吹き替えられますが、そのさい声がキャラクターのイメージや口の動きにあっているか、各国の配役を審査するそうです。
リックさんはその責任者であり、これまでなんと5000回以上もの録音作業の場に立ち会ったそうです。
現在公開中のディズニー映画「アナと雪の女王」は42言語のバージョンが作成され、50カ国で公開されました。日本でも歴代3位の230億円を超える大ヒットになりました。
この大ヒットを受け、リックさんは来日し主人公エルサ役を演じた松たか子さんらに謝意を伝えたそうです。
この朝日の記事では、「オリジナル版のエルサ役イディナ・メンゼルが、こんなに多くの言語で歌えるなんて」と述べているブログと紹介。もちろんこれは誤りであり、各言語の歌手が歌っているのですが、リックさんは「最高の褒め言葉だよ」と結んでいます。
iTunes Storeでは、「レット・イット・ゴー ザ・コンプリートセット」が2800円で販売されています。こちらは全51曲のアルバムで、世界各国の言語による「レット・イット・ゴー」を楽しむことができます。
上の記事でも取り上げたオリジナルのイディナ・メンゼルの英語版や松たか子の日本語版はもちろん、アラビア語、マレーシア語、ブルガリア語、広東語、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、エストニア語、フィンランド語、フラマン語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ヘブライ語、ハンガリー語、アイスランド語、イタリア語、韓国語、ラトビア語、リトアニア語、北京語、國語-台湾、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ブラジルポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語、エスロバキア語、スロベニア語、スペイン語、カタルーニャ語、スペイン語-ラテンアメリカ、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語、ベトナム語などによるバージョンの歌が納められています。
個人的には台湾の言語による「レット・イット・ゴー」が心地よく聞こえます。
ほかにも iTunes Store や Amazon では「アナと雪の女王」のサントラ版がリリースされています。まだお聞きになっていない方はぜひ!